「目に見えないほど小さな生物との生存戦争」 秋口に備えて・・・@
世界67カ国で18,000人以上感染、死者110人を超える。
今回のインフルエンザ騒動、日本では少し治まっているような感がありますが、
6月3日現在、世界67カ国で18,000人以上感染し、死者110人を越えています。
つまり、日本ではこれから夏に向かうのですが、地球の南半球では秋から冬に入っており、まさに風邪の季節
真っ只中。ウイルスにとっては、地球上の至る所で活発に成長し続けていることを示しています。
当然、南半球が夏になった頃、日本はウイルスの絶好の場所になっている。
ところが、「人のうわさも75日」2ヶ月半ほどですっかり忘れてしまうのです。良い点でもありますが…。
これでは、せっかくの準備期間も台無しになってしまいます。
準備期間は―――3ヶ月
有難い事に、涼しい風が吹く頃までには3ヶ月ほどあります。 今から、体力づくり、食生活、手洗い、うがい、水廻りの清掃、その他の生活習慣をしっかりと身に付けてお きましょう。当然ながら、マスク、消毒剤、常備薬、その他の日用品、食料品などの備蓄。 家族同士の連携、近隣の方々との連絡網なども重要です。一人がかかれば、周辺も大変になります。 この3ヶ月ほどの間の生活習慣と心構えが、次の第二派を乗り越える大事な準備期間です。
「賢人は、細心の注意を払いながら大胆に決断し行動を取る」
しっかり準備し、体制を整えていてもかかってしまう事もあるでしょう。 しかしながら、強毒なんだし・・・、年なんだし・・・、これだけ発達した世の中なんだし・・・、全員が罹るわけじゃ ないし・・・等と何もせず易々とウイルスに負けてしまうのは、どうなんでしょう? 目に見えないほど小さな生物との生存戦争ー大げさかも知れませんが、戦う勇気と知恵、気構えが必要です。
そう思われませんか? 今の日本は、人口停滞期から減退へ突入しています。どの人の命も大切です。 易々と死なない努力がもっとも大切なのです。
90年前に学ぶ―――第3派まであったスペイン風邪(日本編)
1918年(大正7年)3月、4月は各地で多少流行った程度だったのが9月半ばには爆発的に発生。 10月初めには、全国規模で蔓延。その後、12月下旬に治まり始めたが、翌年の1月・2月は更なる猛威を 振るい、7月になってやっと終息した。(日本社会衛生年鑑より抜粋)
タイトルは決して大げさではない!
当時の東京日日新聞(1918年11月7日付)には、世界風邪で鉄道の欠勤7,500人・・・輸送に不便・・・長引けば大問題・・・。 また読売新聞(1918年10月25日付)は、世界的感冒 至る所に罹病者溢れ蔓延際限なし 肺炎、心臓麻痺を伴う・・・毎日700名以上の 死亡者。としています。 また流行の特徴は、「交通頻繁な都市に発し、後に放射的にその周囲村落を侵襲するを常とした」とあります。
結果的には、大正10年3月まで断続的に流行。総計2,380万人の罹患者と約38万8千人の死者を出しました。 このウイルスもH1N1型です。3年も続いており、タイトルは決して大げさではないと思いませんか?